「なぜ地域活性化が必要か」と問いかけ 第31回クリエイトまち塾

 特定非営利活動法人あおもり若者プロジェクト クリエイトは、1月8日に青森市民ホールで第31回クリエイトまち塾を開講しました。今回は一般社団法人あおつな創出プロジェクト代表理事の神直文さんを招き、地域活性化に向けた本質的な課題を整理しました。

 神さんは「20年後の地域を考えたことがありますか」との演題で、高校生に講演しました。まず、高校生に対して「なぜ地域活性化が必要なのですか」と問いかけました。県が2015年に公表した青森県長期人口ビジョンなどを基に青森県がおかれている状況を解説しました。その後、青森県内の事例をいくつか紹介しながら、社会減の原因の一つとして仕事が限られているとされているが、青森にもビジネスチャンスがあるほか、中小事業所に目を向ければ優良企業は少なくはないと話していました。
 講義の終わりに、神さんは「『誰のために、何のために地域活性化が必要なのか』や『まち塾に参加することで自分たちは何を学ぶのか』についてこれからも考えてほしい」とエールを送りました。
 講義に参加した工藤有紗さん(2年)は、「青森の将来を考えるきっかけになりました。まずは私自身が青森県のいいところを周りに伝えられるようになりたいと思いました。」と話していました。
 講義終了後にはリクルーティングチームによるワークショップが行われ、クリエイトまち塾の優位性を議論しながら、来年度の公募に使用するキャッチコピーを検討していました。