価値観の多様性を考えるグループワーク 第28回クリエイトまち塾
特定非営利活動法人あおもり若者プロジェクト クリエイトは、10月15日に青森市民ホールを会場に第28回クリエイトまち塾を開講しました。学生団体「Lesta(レスタ)」を設立した青森県社会教育センターの坂本徹さんを招き、「まちづくりと人づくり」をテーマに高校生23名が集いました。
今回の講師である坂本さんは、2012年に県内学生による大学の垣根を越えた学生団体「Lesta(レスタ)」を設立し、大学生とともに中高生の進路選びや学校生活を支える活動を展開してきました。講義は「異年齢交流をベースにWINWIN成長〜キャリサポ連合とレスタの挑戦」の演題で、レスタの由来や活動内容、社会教育センターでの取り組みなど、異年齢交流目的とした活動について紹介していました。
価値感の多様性を理解するために、レスタに参加している大学生を交えながら、「人が幸せになるために大切なものは何か?」をテーマにグループワークを行いました。グループワークでは、幸せについてのキーワード(「愛」、「家族」、「健康」など9つのキーワード)をダイヤモンドの形になるようにランキング付けを行いながら、他者の価値観について理解を深めていたようです。講義の最後に坂本さんは「互いの価値感を話し合う際は、相手の意見を否定せず受け止めることが大切だ」と高校生に語りかけていました。グループワークに参加した工藤有紗さん(2年)は、「自分以外の意見に驚くこともありましたが、いい学びになりました。」と振り返りました。
講義終了後は、高校生カフェプロジェクトのメンバーによる「コーヒーワークショップ」が行われました。コーヒーワークショップは、日ごろ地域の皆さんに提供している「高校生カフェSeed」のコーヒーについて、理解を深めるとともにコーヒー抽出のスキルを高めるために企画しました。3種類のコーヒーを抽出し、それぞれの味の違いを考察するワークでは、メンバー同士で話し合いながら、楽しそうにテイスティングに取り組んでいました。