高校生が商店街ツアーに挑戦 第27回クリエイトまち塾

 特定非営利活動法人あおもり若者プロジェクト クリエイトは、9月10日に青森市民ホールにおいて第27回クリエイトまち塾を開講しました。「ねぶたとまちづくり」をテーマに講義が行われたほか、高校生による商店街ツアーも行われました。

 今回は、「ねぶた教育」を青森市内外で展開し、ねぶたの文化継承に努めているTeam910の工藤正之さんを招きました。講義の中で、工藤さんは現在の青森ねぶた祭は、運営スタッフ・制作者・囃子方が不安定な状況におかれており、後継者が育ちにくい危機的状況にあると解説しました。その上で学校教育と社会教育の両面でねぶたを能動的に学ぶ機会を用意していくことが必要だと話していました。その後の対話で、「まちづくりや文化継承こそ、意識醸成の観点から実は教育の力が必要である」と指摘した久保田理事長に共感し、8月2日~7日に開催される青森ねぶた祭のみを「青森ねぶた」として捉えることなく、その前後で開催される地域ねぶたやねぶた当日に向けての様々なプロセスを含めて「青森ねぶた」として定義することで、文化としてのすそ野が広がり、後継者育成にもつながるのではないかと、話していました。

 また、今回のまち塾では昨年度の最優秀企画提案に輝いた「語り部」による商店街ツアーが行われました。歴史の伝承者としての「語り部」と高校生が打ち込む「部活動」を融合させることがコンセプトのこのプロジェクトには、高校生3名と大学生が参加し、これまで、商店街との打ち合わせなど入念な準備をしてきました。当日は、3グループに分かれ、プロジェクトメンバーが喫茶店や小売店に立ち寄りながら、高校生に対して商店街の魅力を説明していました。プロジェクトでは、今回のツアーの反省をもとに、内容を再検討し、来年3月をめどに製品化を目指しています。