「まちなか今昔物語」に興味津々 第24回クリエイトまち塾

 特定非営利活動法人あおもり若者プロジェクト クリエイトは、6月12日(日)に青函連絡船メモリアルショップ八甲田丸において、まちなかの歴史をテーマに第24回クリエイトまち塾を開講しました。

 今回のまち塾では、青森県史や青森市史の編さんに携わり、青森市の中心市街地の変遷にも詳しい青森県庁環境生活県民生活文化課県史編さんグループの中園裕さんを招いて、「まちなか今昔物語」という演題でお話しいただきました。
 講義では、中園さんが青森市の中心商店街についてルーツが「闇市」であったことを明かし、復興が進むにつれて闇市は姿を消すが、闇市の名残で屋台や露店ができ、そして商店街が形成されたことなどを高校生に解説していました。また、高校生メンバーと、人が集まる場所や空間の特徴を議論しました。
 中園さんは「今の若者にとっての『居心地のいい空間』の条件は10年後も通用するとは限らない。だからこそ、まちづくりにおいては、条件や環境の変化を見通す必要がある。」と話し、企画提案に向けてのポイントをアドバイスしました。
 講義を終えて、滝吉友香さん(2年)は、「青森市内で商店街が移動して今の姿になったことに驚いた。このことについて年配の方の話を聞いてみたい」と話していました。