まち塾模擬講義を初めて開催、まちづくり入門を学ぶ

 特定非営利活動法人あおもり若者プロジェクト クリエイトは、4月26日にワ・ラッセにおいてクリエイトまち塾2015の模擬講義を開講しました。当日は講義をもとにしたディスカッションが行われ、継続生のみならず一般参加者を交えて活発な講義が行われました。また、駅前スピーチ事業をはじめとした各事業概要や年間活動予定の説明もあり、継続生はもとより一般参加の高校生らは積極的な姿勢で講義に臨んでいました。

 クリエイトまち塾2015は、商店街を舞台とした新たな教育活動です。商店街での実践活動をベースに月1回さまざまなテーマで講義を開催し、その経験を学びに変換してもらうとともに、コミュニケーションを高める取り組みです。クリエイトは法人移行後の活動の軸に「地域づくりを通じた教育」を掲げており、当事業はクリエイトの中核と位置づけています。まち塾は月1回のペースで開催され、さまざまな分野のトップランナーが高校生に向けて講義を行なうこととしています。
 今回は、青森駅ビル ラビナ5階もくもく広場なども営業している特定非営利法人 弘前こどもコミュニティ・ぴーぷるの清野眞由美代表理事をお迎えし、『地域を育てる学び力(まなびりょく) 春から始めよう!一人称のまちづくり入門』と題した講義では、ぴーぷるの活動を踏まえ、まちづくりのキーワードを説明しました。また、まちづくりが地域活性化への一つのこだわりであるのに加え、子育て世代や子どもに着目した子育て支援NPOの必要性、木育についても、事業の活性に繋がるポイントを教わりました。
 その後ディスカッションを行ない、会員メンバーは、議論中に挙げられた疑問をお招きした講師に尋ね、理解を深めていました。ディスカッションは自ら考える能力や発言する能力を高めるとともに、他人の考えを聞くことにより多様な価値観を知る機会となります。
 参加した高校生の石黒順也さん(3年)は「ラビナの5階のもくもく広場など、あおもりの今まで知らなかった場所や出来事を知ることができ、またひとつあおもりを知る良い機会になった」と話し、秋元麻衣さん(2年)は「どのように企画を考えて、そしてどうしたらたくさんの人々にその企画に参加してもらえるかなど、クリエイトにも必要な知識を学ぶことができました。自分とはまったく違う考え方を知れた」と刺激を受けたようでした。