大学生活が始まってすぐの頃。
「何かやってみたい」と思いながらも、まだ具体的には動けていない——そんな時間を過ごしている人も多いかもしれません。

青森県立保健大学1年の石岡杏望さんも、その一人でした。
不安と期待が入り混じる中で、クリエイトの活動に出会い、少しだけ踏み出した一歩。そこから、物事の見え方や自分自身の関わり方が、少しずつ変わっていったといいます。

その変化は、どのようにして生まれたのか。1年間の歩みを聞きました。

一歩踏み出したら、見える景色が変わった

「最初は、正直ちょっと怪しいアカウントだと思いました」

そう笑って話すのは、青森県立保健大学・社会福祉学科1年の石岡杏望さん。
クリエイトの活動を知ったきっかけは、Instagramのフォローでした。

当時は高校3年生。進路は決まっていたものの、大学生活に対しては、楽しみと不安が半々だったといいます。

「専門的なことについていけるのか不安でした。でもその一方で、自由な時間が増えて、自分のやりたいことに挑戦できるという楽しみもありました」

そんな中で出会ったのが、クリエイトの活動でした。

「何かやってみたい」が、最初の一歩だった

投稿を見ていくうちに、「ちゃんと活動している団体なんだ」と感じた石岡さん。
応募の決め手は、特別な理由というよりも、シンプルな気持ちでした。

「何か新しいことに挑戦してみたいと思っていました。あとは、誰かの活動を支えることにも関心があって。自分が学んでいる福祉の分野ともつながると思ったんです」

大学1年の5月、実際にスタッフとして参加。

最初は不安もあったといいます。

「知らない人ばかりで、やっていけるか不安でした。でも、周りの人が優しく声をかけてくれて、思っていたよりもずっと温かい雰囲気でした」

自分の意見を「出せるようになった」

活動を続ける中で、少しずつ変化が生まれていきます。

「高校生の頃は、自分の意見をあまり言わないタイプでした。でもクリエイトでは、疑問があれば確認したり、思いついたことを伝えたりする機会が多くて。自然と、自分で考えて発言するようになりました」

企画を担い、副担としてクラスを支える経験。
その中で、責任感や行動力も身についていったといいます。

「意見をまとめることや合意形成は大変ですが、その分、うまくいったときの達成感は大きいです」

ワークショップの中で高校生から思いがけない意見が出たり、回を重ねるごとに距離が縮まっていく感覚も、この活動ならではの魅力です。

「本人が思っている以上に、伸びている」

こうした変化について、クリエイトを運営する久保田は次のように話します。

「石岡さんは、この1年で大きく成長した一人です。
おそらく本人が思っている以上に、できることの幅が広がっています」

その成長は、単なる経験の積み重ねにとどまりません。

「もともと控えめなタイプでしたが、今は自分の考えを持ち、それを周囲とすり合わせながら形にしていけるようになってきています。
“言われたことをやる”から、“自分で考えて動く”に変わってきている。それが一番大きい変化です」

青森にいながら、全国とつながる

さらに久保田は、クリエイトの価値についてこう続けます。

「スタッフとして関わる一番のメリットは、出会う人の幅が一気に広がることです」

青森にいると、どうしても関わる人は地域内に限られがちです。
しかし、クリエイトでは毎月のように外部講師が訪れます。

「全国各地から講師をお呼びしています。高校生向けの講義ではありますが、その内容は一流で、大学生にとっても十分に学びになるものです」

さらに、他地域の学生団体やプレイヤーとの接点も生まれます。

「普通に大学生活を送っているだけでは出会えない人たちと関われる環境があります。主体的に関わることで、自分の可能性はどんどん広がっていきます」

(2025年3月公開。肩書等は当時のものです。)


「もっと早く関わっていればよかった」

大学1年の途中から参加した石岡さんですが、こうも話します。

「正直、もっと早く関わっていればよかったと思っています」

その理由は、活動の中で得られた学びの大きさでした。

「地域のことを深く知ることができますし、自分で考える力も身につきます」

講義や日常の見え方も変わりました。

「大学の授業を“自分ごと”として捉えられるようになりました。イベントを見ても、『なぜやるのか』『どんな工夫があるのか』と考えるようになって、すごく面白いです」

「今、少しだけ動いてみる」という選択

石岡さんが伝えたいのは、特別な覚悟ではありません。

「完璧じゃなくていいと思います。少しでも興味があるなら、まずは一歩踏み出してみてほしいです」

もし高校3年生の今に戻れるなら。

「地域の課題について、自分なりに考えた上で活動に参加したいです」

最後に

最初は「ちょっと怪しいかも」と思っていた活動が、
今では自分の成長を実感できる場所になっています。

そしてその変化は、本人だけでなく、周囲から見てもはっきりとわかるものになっています。

大学生活は、想像しているよりも自由です。
その時間をどう使うかで、見える景色は大きく変わります。

もし今、少しでも気になっているなら。
その感覚を、そのままにしないでほしいと思います。

一歩踏み出した先で、
自分でも気づいていなかった可能性に出会えるかもしれません。

応募は4月30日まで。
公式ホームページ、またはアクティボの公募ページから受け付けています。